中期経営計画

中期経営計画「Partners in Growth, Next 2020」

当社は、2015年に長期ビジョン「Kenedix Vision 2025」を定め、「ケネディクスは、自ら不動産を保有しません。グループで組成・運用するファンドが保有します。」という「ケネディクスモデル」を明確に致しました。当社の強みと考える「独立系」、「機動性」、「先進性」、「専門性」、「透明性」をもって、顧客投資家のために不動産の投資機会を創出し、取得、運用から売却まで一貫した不動産アセットマネジメントサービスを提供する「ケネディクスモデル」で成長することを目指します。

長期ビジョン「Kenedix Vision 2025」の達成に向けて、2018年からの3年間を「ケネディクスモデルの発展期」と捉え、2018年2月に公表した新中期経営計画「Partners in Growth, Next 2020」に基づき企業価値の向上に取り組んでいます。本新中期経営計画においては、持続的成長と社会的責任の両立に向けた経営基盤の強化を重点施策の一つとしております。これまで以上に不動産アセットマネジメントを提供する企業としてのあるべき姿を追求してまいります。

「Partners in Growth, Next 2020」の概要

基本方針

  • 不動産アセットマネジメントを中心とするビジネス領域の拡充
  • 機動的かつ戦略的な投資の推進
  • 時代の変化を捉えた新たな成長分野の開拓
  • 持続的成長と社会的責任の両立に向けた経営基盤の強化

定量計画

指標 計画数値(連結)
ROE 3年平均 10%以上
総還元性向 3年平均 50%以上

重点施策

不動産アセットマネジメントを中心とするビジネス領域の拡充

  • 受託資産残高(AUM)と安定収益の拡大につながる多様な投資機会の創出
  • 国内外における顧客投資家層の拡大と投資家リレーションの深化
  • 投資案件の組成力と運用力を向上させる運用体制の強化
  • アセットマネジメントの付加価値を高める関連サービスの強化
  • ビジネス領域の拡充に資する戦略的M&Aや事業提携の模索

機動的かつ戦略的な投資の推進

  • 顧客投資家との共同投資の推進
  • 当社グループ運用ファンドの成長につなげる機動的な投資の実行
  • 海外や成長分野でのビジネス拡大に資する戦略的な投資の実行
  • 分散と規律の保たれた投資ポートフォリオの維持とモニタリング体制の強化
  • 財務の健全性と透明性の堅持

時代の変化を捉えた新たな成長分野の開拓

  • アジア市場における事業の拡大
  • 米国市場でのアウトバウンド投資ビジネスの推進
  • ホテル、民泊、サービスアパート等の滞在型施設運営ビジネスの推進
  • 「不動産×金融×テクノロジー」に焦点を当てた新ビジネスの立ち上げ

持続的成長と社会的責任の両立に向けた経営基盤の強化

  • 組織と個人の生産性を高める社内インフラの進化
  • ケネディクスモデルの礎となる多様な人材の確保・育成
  • 社会の変化に応じた柔軟な働き方の追求
  • ESG(環境、社会、ガバナンス)への取り組み推進