人と仕事 3

知的好奇心をかきたてる仕事がある
だから情熱をもって前進できる

T・Y2014年入社

戦略投資本部投資第三部(取材当時)

入社動機、きっかけ念願の不動産ファンド業界への転職
入社を決意させた面接官の言葉

就職活動時期は、ちょうどリーマンショックが起きた時でした。当時から、不動産ファンドなどの不動産証券化ビジネスに興味がありましたが、多くの企業が新卒採用を控えていたため、就職先の選択肢が非常に限られた状況であり、このような業種に就職することは困難でした。就職活動の結果、大手ゼネコンに入社し、建設工事ビジネスが紐づいた不動産業務を担う部門に配属され約3年間在籍しました。退職までの約3年間でリーシングや不動産売買、CREと呼ばれる企業不動産関連の業務に携わることで、不動産のベーシックな知識と実務経験を得ることができました。

その後、国内不動産アセットマネジメント会社として最大級であり、業界のパイオニアとして豊富で多様なプロジェクトを抱えるケネディクスなら多くの経験が積めると考え転職しました。採用選考中の面接官の言葉が印象的で「ケネディクスに5年もいたら、業界の誰もが求める人材になれる。どこでだって働ける」と。これを聞いて、入社したらどんな厳しい目にあうのだろうと思いつつも、ダイナミックな仕事に出会える期待に胸を躍らせていました。

これまでの仕事内容入社3カ月後に物件売買決済へ
ダイナミックな仕事の始まり

最初の配属先は、戦略投資本部の住宅ヘルスケアへの投資部門でした。マンションや有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅といった高齢者向けのレジデンスに投資を行うチームに入ったのですが、最初から慌ただしかったですね。1月に入社したのですが、最初に任されたのは3月末に物件の売買を決済する案件で、右も左もわからないけれど、とにかくやってみるという状況でした。知識も経験も充分ではなかったため、わからないことは先輩や社外の専門家に質問し、教えてもらいましたが、基本的には自分に一任される状態。まさに仕事は「ダイナミック」であり、主体的に動くことでなんとか当初の目的を達成することができました。

2016年からは、同じ戦略投資本部内で、主にオフィスとホテルを対象とする投資第三部に異動となり、現在は不動産私募ファンドのアクイジション業務を担っています。具体的には、投資対象となる不動産の情報を収集し、投資する価値があるかを分析、検証し、グループAM(アセットマネジメント)会社とともにファンドの組成をするといった業務に従事しています。

印象的なプロジェクトと必要な資質困難を乗り越えるカギは
ポジティブさと情熱にあり

これまでさまざまな案件を担当してきましたが、異動後に担当した1,000億円クラスの大規模案件は特に印象に残っています。規模が大きく、アクロバティックなスキームを採用した影響もあって法務・会計・税務面での課題や、将来の運用に直結する複雑な課題が噴出。それらをグループのAM担当者、ファンドの会計税務担当者、コンプライアンスの担当者、さらに社外の弁護士や金融機関と協議・連携し、課題を一つひとつクリアしていくことで何とか決済までたどり着くことができました。

この案件でも体感しましたが、この仕事をするうえで必要な資質は、物事の本質を捉える論理的思考はもちろん、ポジティブさと情熱だと思います。取得担当はいわばプロジェクトの旗振り役です。年齢や立場に関係なく、社内外の人間を巻き込んで進めていかなければなりません。「こいつなら仕事を任せられるし、一緒にやると楽しい」と思われるような前向きな姿勢や、失敗してもへこたれない強さが重要です。

今後の目標やりたいことができるこの場所で
“面白い仕事”を続けていく

現在所属する部門は、投資家を募らずに自己資金による投資を企画することもできますし、グループAM(アセットマネジメント)会社とともに投資家を招聘しファンドを組成することもできます。また、場合によっては、レンダーとして融資をする側にまわることもあります。日本最大級の不動産アセットマネジメント会社である当社のリソースを用い、柔軟に案件を獲得、投資を実行することができます。今後もこの恵まれた環境の中で、知的好奇心を奮い立たされるような仕事をしたいですね。逆にそれを求めないと、もったいないと思います。

経済・社会環境や業界動向など、未来には不確定要素がありますが、少なくとも入社してからこの10年間は非常に楽しかったですし、学びも出会いもたくさんあり、非常に充実した毎日を送っています。人生をやり直すとしても、私は間違いなくケネディクスに入ると思います。ここでの仕事は、本当に面白いですから。

Career Stepこれまでのキャリアステップ

2014
大手ゼネコンからケネディクスに転職大手ゼネコンで3年余り勤務し、不動産ファンド業界の採用意欲が上向きになる中でキャリアアップを目指しケネディクスへの転職を決意しました。最初は、戦略投資本部の住宅やヘルケア施設への投資を行うチームに配属され、不動産アセットマネジメント業務の「いろは」を学びました。
2016
オフィスやホテルの取得を担う部門へ異動2016年に同本部内で、オフィスやホテルなど大規模な物件への投資を担う部門に異動しました。不動産へ投資を行うという業務は変わりませんが、オフィスやホテル特有の論点があり、異動直後はかなり戸惑いました。ですが、一つひとつ丁寧に物事を理解してくことに努め、経験を積んだことで、このアセットの面白さ、難しさを認識することができました。一つとして同じ案件がないので、都度チャレンジになりますが、案件をやり切った際の手応えは代えがたいものがあります。
2024年~
シニアマネジャーとして若手育成も担当政府主導で働き方改革が進展していますが、私が入社した当時と比べるとケネディクスの仕事環境も大きく変化しています。同じ1年間でも任される仕事の量や進め方は異なる中で、いかに若手の成長スピードや仕事の質を維持・向上させるか――シニアマネジャーとして自分自身の仕事の質を高めながら、培ったノウハウを若手に引き継ぎ、会社の持続的成長にも貢献していきたいです。

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